ごみと不用品の取捨選択

排水溝の網に溜まったごみはこまめに掃除しましょう

キッチンの排水溝は、料理や食器の洗い物の際に出る、油や食品が原因となって汚れていきます。特に排水溝の網は、深さがあって網目の間などが洗いにくい上、汚れが一番溜まりやすい場所です。そんな排水溝の汚れのほとんどは油汚れと雑菌です。

排水溝やキッチンに見られるピンク色の水垢汚れはカビではなく、酵母菌の一種の雑菌です。除去せずに放置していると、排水溝の網目の細かい部分に雑菌が入り込み、シミになって掃除が大変厄介になってしまいます。

また、油汚れは温度が下がると固まり、排水溝の網や排水トラップにへばりつくことで、ぬめりや悪臭の原因になります。使用頻度にもよりますが、キッチンはすぐに汚れてしまう場所です。やはり、キッチンは食品を扱う場所なので、雑菌が多く繁殖する事により食中毒の原因になることも考えらます。常に清潔をこころがけて、週に2~3回はキッチンの排水溝のごみを処分し、網の掃除を行いましょう。

排水溝の網に溜まったごみはこまめに掃除しましょう 排水溝の掃除は、台所用洗剤をつかって、ブラシやスポンジを使い掃除します。また網の目の細かい部分の掃除や、ひどいぬめりに困ったときなどは、汚れの部分に直接重曹を振りかけて液状のクエン酸(ないときは食品用の酢)をかけます。
そうして泡立ってきたら30分くらい放置して40度くらいのお湯で洗い流しましょう。すると、手を汚さずに細かい部分まですっきりと掃除することが出来ます。

一般的にキッチンの排水溝には、深型の網が多く設置されています。深型の網は、キッチンから出た生ごみを多く溜めることが出来るので便利です。しかし、多く溜めておくことでごみを掃除する回数が減り、雑菌も多く繫殖してしまいます。深型の網はメリットも多いですが、このようなデメリットもあります。

そして、近頃はステンレス製の浅型の排水溝ごみ受けもあります。ステンレス製なので汚れが付きにくく、浅型なのでごみを頻繁に掃除をする為、清潔にキッチンを保つことが可能です。排水溝のごみ受けの網掃除はこまめな掃除を基本としながら、その他の様々な工夫を取り入れ清潔に保ちましょう。